ナイトショーを撮る

撮影のポイント ~ シャター速度は短めに

 
ナイトショーの場合、ステージには常時照明が当たっているので明るさには問題はないのですが、コンパクトカメラですと動きの激しいダンスなどを撮るとブレてしまいます。
調整が可能であれば、シャッター速度優先モードにして「1/400~1/500秒」にセットするのが望ましいでしょう。
スマートフォンやコンパクトカメラなど、シャッター速度の調整ができないカメラの場合には、各ショーのいちばん最後の「ピタリと止まる一瞬の決めポーズ」を狙うとよいでしょう。
あえてスローシャッター(1/10〜1/30秒)でショーの流れるような動きをとらえるのも面白いでしょう。
 

ナイトショー撮影時の注意
 
ショーを撮る場合にいちばん注意をしなくてはいけないのが「著作権」の問題です。
ショーによっては「撮影不可(写真、動画とも不可)」や「フラッシュ撮影不可」などの制限があります。ショーの開始前には、必ず撮影に関するアナウンスがありますが、うっかり聞き逃して撮ってしまうと、すぐにスタッフに注意をされます。ショーによっては「フラッシュなしの写真撮影は可能」という場合もあります。
ときどき、アイパッドをかざして写真や動画を撮るひと(日本人ではありません)がいますが、周囲の観客にはかなり迷惑となります。
 
個人的には、ショーの写真を撮るときには、他の乗客の迷惑にならないよう最後部列や柱の前の席に陣取るようにしています。200mm程度の望遠レンズを使えば、かなりアップで撮ることができます。

 


 

歓迎パーティーを撮る

撮影のポイント ~ パーティーシーンを背景に入れる

 
船旅ならではの「船長主催の歓迎パーティー」「フェアウェル・パーティー」ですが、船会社によってもその内容はさまざまです。
船長がステージに立って乗客を迎えること(大型客船)もあれば、会場の入り口でひとりひとりに言葉をかけること(小型~中型客船)もあります。
じつは後者の場合には、船長と写真を撮る絶好のチャンスです。入場の長い列ができているときには、あまり時間をとらないように撮影の準備をして並んでください。船会社によっては、専属カメラマン(後日販売されます)が待ち構えていることもあるので、そのようなときは個人的には撮りにくいです。
歓迎パーティーでは、通常、各部署の主要スタッフが10人ほど紹介されます。そして船長による「乾杯の発声」へと続きます。柱の陰やステージ脇など、他の乗客のさまたげにならないような位置に陣取って、シャッターチャンスを狙ってください。
パーティーの雰囲気を出すには、背景にステージや演奏バンドを入れるとよいでしょう。ダンスフロアで踊るカップルの姿もパーティーらしさを引き立てます。カクテルやカナッペを運ぶスタッフも絵になります。
 
 


 

食事を撮る

撮影のポイント ~ フラッシュを使わず、安定を保つ。横からの光を取り入れる

 
華やかに盛りつけたられたおいしそうな料理は、だれもが写真を撮りたくなることでしょう。
朝食のレストランでは、自然光が横から差し込むので撮影のタイミングとしてはベストですが、日の短い季節のディナー時には、すでに外は真っ暗です。ただでさえ、ディナー時のレストランの照明は暗いので、そのぶん、カメラが勝手にシャッター速度を遅く調節してしまうため、手ブレが生じてしまいがちです。そんなときはテーブルに腕をしっかりと密着させて、三脚代わりにして安定を保ってください。数枚連写し、いちばんブレの少ないものを残すようにするとよいでしょう。
また、カメラをプレートに近づけることで、カメラや手の陰が写り込んでしまうことがあります。このときにフラッシュを使うと、全体的に白茶けた安っぽい写真になってかえって逆効果です。カメラをやや横の位置に構えると、手の陰を避けることができます。
料理だけでなく、料理を運んでくるウェイターにモデルになってもらうと、さらに臨場感あふれる写真になります。
 

「料理」の撮影モードがある場合には、それにセットをすると柔らかい色合い(おいしそうな色)になります。

 


 

航行中(入港・出港)の風景を撮る

撮影のポイント ~ 間に「船」をはさみ込む

 
航行中、また毎朝、毎夕の入出港シーンは「船旅でしか出合えない風景」の連続です。街の裏手から入る陸路の旅と違い、いわば「その街の素顔」に向き合える貴重な時間です。
開放的なオープンデッキや客室ベランダからの海景色もいいですが、「船旅であること」をしっかりと記念に残すため、自分と風景との間に「船」をはさみ込むようにするとよいでしょう。
朝ならジョギングをする乗客やテラスで食事をするカップルの姿を写し込むことで、臨場感もぐんとアップします。レンズはなるべく広角(景色がたくさん映り込むもの。30mm以下)がおすすめです。
 
 


 

バーを撮る

撮影のポイント ~ 撮影はなるべく短時間で。他の乗客の迷惑にならないように

 
最近は日本でも「バーでのマナー」がかなり浸透してきていますが、欧米のバーでは写真撮影が禁じられているところが少なくありません。バーは乗客がリラックスするための空間ですので、明らかに他の乗客が写り込むような構図で撮る際には気をつけてください。
自分たちの写真を撮る場合にも、暗く落ち着いた雰囲気をこわしてしまうフラッシュの使用は避けてください。素敵なバーの雰囲気を撮りたいときには、撮影ポジションを決めたら、素早くササッと済ませるのがスマートです。乗客のいない時間帯(通常、バーは常時入れます)に撮るのもひとつの方法です。
カウンター席を陣取れば、目の前でシェイカーを振るバーテンダーの姿を撮ることもできます。その際には、バーテンダーに軽く声をかけ、許可を得てください。きっと目の前で気取って振ってくれることでしょう。シャッター速度を遅く(1/50秒程度)することで、躍動感のある写真になります。
 
 


 

テンダーボートから撮る

撮影のポイント ~ ポジション取りが勝負!

 
1隻に100人ほどが乗ることのできるテンダーボートは、客船用の港設備がない場合の移動手段として使われます。本船脇から乗り込み、港に向かうまでの10分ほどにたくさんのシャッターチャンスがあります。
船体の全景を見上げるような位置から撮ることもできますし、また、徐々に近づいてくる寄港地をさまざまな角度で撮ることもできます。テンダーボート内に目を向ければ、突然の揺れにびっくりする乗客の表情を押さえるのも面白いでしょう。
ただ、外の景色を撮る場合には、ポジション取りがとても重要になります。狙うべきは唯一、外に向いて開いている「乗降口付近」です。乗降口は左右にありますが、テンダーボートは乗り込んだ順番に奥から詰めて座るので、先に乗れば乗るほど、奥に座ること(外があまり見えない位置)になってしまいます。かといって、あまりに遅く乗ると、乗降口はなくなってしまいます。テンダーボート内の様子をうかがいながら、手前で写真を撮るなどして乗船のタイミングを調整するとよいでしょう。
テンダーボートによっては屋根がなく、オープンエア式のものもあります。
一般的に下船時のテンダーボートは混み合いますが、帰船時には利用時間がばらけるので乗客数が少ないことが多いです。